このページでは、うつ病で借金を作ったAさん(プライバシー保護のため仮名)の債務整理の備忘録をお伝えします。

弁護士・司法書士に任意整理を相談するに至った背景

Aさんは商社で真面目に働いていました。ハードな職場でしたが妻と3人の子供に恵まれその家庭を支えるため、一生懸命に頑張っていらっしゃいました。

しかし、妻が浮気をしてAさんと3人の子供を連れて出て行ってしまいました。パートをして家計を助けてくれていた妻が出て行ってしまったことで、住宅ローンの支払いに窮するようになったAさんでしたが、なんとかやりくりをして支払っていました。

そのうち、ハードな仕事・育児・住宅ローンの返済のためAさんは徐々に寝ても疲れが取れない、寝付けないという症状に陥りはじめます。

仕事のミスが増え叱責される事も多くなり、会社の仕事を休みがちになったAさんは、住宅ローンの返済のために消費者金融から借り入れを始めるようになります。

従来からストレスの多いAさんでしたが、住宅ローンの返済まで抱えるようになったAさんは、心療内科を受診、うつ病と診断され、1か月仕事を休むことになりました。

その間、傷病手当金の支給はあったものの、復職してからは残業なども減らされるようになったため収入が減ったAさんは、雪だるま式に借金を増やしていきます。

ついに消費者金融のカードの枠がなくなったところで延滞をしてしまったため、行き場をなくしたAさんは弁護士・司法書士の債務整理相談を検討。複数の法律事務所と相談します。

任意整理の相談内容

弁護士・司法書士に相談をしたときのAさんの債務額は約400万円程度。Aさんは残業がなくなったとはいえ、月に35万の手取りの収入がありました。

うつ病とともに軽度のパニック障害を発症していたAさんは、電車など公共交通機関の利用が難しくなっており、債権者に自動車ローンが含まれることから、自己破産・個人再生の利用ができません。

そこで、はじめてうつ病で借金を抱えてしまった事を親族に相談、親と兄から合計200万円の援助が得られることになり、借金が200万円程度に減るようになったため、弁護士は任意整理を選択します。

任意整理をした結果

200万円をつかって数社を完済したAさんは残る2社の任意整理をした消費者金融と自動車ローン・住宅ローンの支払いをつづけながら勤務を続けます。

幸い借金の心配が大きく減ったこと、親族にうつであることを言えたことで、子育てや経済的な援助を得られるようになった事から、うつも軽快し、仕事にも完全に復職。

Aさんは3年かけて借金を返済して、子供3人を立派に育て上げました

うつ病のAさんの任意整理に成功したポイント

Aさんの場合、親族の理解があったこと、弁護士・司法書士と適切に相談できたことから、うつ病から住宅・自動車を守りながら任意整理という形で借金に対応することができました。

だれにどのような相談をするのがよいかは人によって異なるものです。

まずは弁護士・司法書士に無料の相談をして、自分には任意整理・自己破産・個人再生どの手続きが向いているか聞いてみるところからはじめると良いかもしれません。