Q:

Aさんは消費者金融3社から合計200万円の借金をし、返済に窮したため弁護士に依頼をして任意整理を行いました。6ヶ月後和解がととのったため分割弁済をしていたのですが、Aさんは収入が減ってしまい和解案の返済が苦しくなりました。この場合返済期間を延長することはできるのでしょうか?

A:

今の和解案はそのまま履行する必要があり期間延長をして支払うということはできません。ただし再度弁護士・司法書士に依頼をして現在の金額をもとに再度和解をかわすことで期間延長できる可能性はあります。

一度任意整理で和解したものは期間延長はできない

任意整理における和解とは、支払い額がいくらか、月々いくら支払うか、どのような返済条件で支払うのかということを決めて、その通りに支払う契約を結ぶことをいいます。

支払いが苦しくなったからといってこれを期間延長して払っていけばよい…と勝手に解釈すると、一括弁済の主張を許すことになるので注意が必要です。

再度和解をすることで期間延長することは可

冒頭のAさんのケースでは、ある程度の支払いをしていたことが想定されます。

仮に200万円の借金を半分の100万円まで減らしていたとします。

この場合、100万を基準とした任意整理を弁護士・司法書士に再度依頼をします。

たとえば、3社で200万円でしたので、そのうちの1社が80万円の債務だったとしましょう

月々2万の40回払いで任意整理をしていた場合に半分支払っていたとするならば、残金は40万円です。

ここで弁護士・司法書士が再度和解契約を結んで月々1万の40回払いに応じてもらえれば、期間延長の効果がでますね。

こうやれば、任意整理の期間延長も不可能ではないのです。

現状各債権者に5000円づつ払っている場合には期間延長は難しい?

ここで鍵となるのは月々の弁済額です。2万で払っているものを1万にするのは割と貸金業者も認めてくれやすいのですが、任意整理にあたって月々の弁済額が5000円を下回る和解は貸金業者は難色を示しやすくなる傾向にあります。

そこで、今5000円で支払っているものを再度任意整理をして期間延長するには、交渉力がある弁護士・司法書士に依頼をする必要が出てきます。

まとめ

一度任意整理で和解したものの期間延長は基本的にはできず、それをするためには弁護士・司法書士に再度の任意整理を依頼することが必要である旨をお伝えさせていただきました。

再度の任意整理に関しては債権者も「この人は本当に大丈夫なのか?」という視点をもつため、しっかりとした交渉力をもった弁護士・司法書士が対応する必要があります。

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