債務整理の一方法である任意整理にはどのような借金減額の効果があるのか、他の方法と比べてどうなのか?見てみてください

任意整理をすることの借金減額効果には3種類がある

任意整理をすることによる借金減額の効果には次の3種類があります

払いすぎていた利息を差し引き計算して減らす効果

任意整理による借金減額効果の一つめは払いすぎていた利息を差し引き計算して減らす効果があります。

そのメカニズムは、長期間貸金業者から借りている場合には、消費者金融に対して払いすぎていた利息がありうるということです。

少し前まで利息に関する法律は利息制限法と出資法という法律があり、利息制限法に違反していても出資法に違反していなければ、刑罰や行政罰の対象にはならなかった時代がありました。

最高裁判所は利息制限法以上の利息で出資法未満の利息(グレーゾーン金利と呼ばれます)について無効と判断したため、その部分の金利については払いすぎという判断がされていたのです。

今借金が残っている場合には、その残額と払いすぎていた額の差し引き計算がされます。これにより借金が減るのが任意整理の効果の一つです。

払いすぎていた利息のほうが高い場合には過払い金請求として返してもらえる対象ともなるのです。

膨らんだ遅延損害金をカットする効果

任意整理をすることの効果の2つ目は、支払いができなくて請求されている遅延損害金について、カットをできることです。

契約上、返済をする人は、借りた金額の元本・利息とともに支払いが遅延している場合には遅延損害金というものを払わなければなりません。

支払いが長期間できていない場合には、元本よりも遅延損害金が何倍にもなっているケースが散見されますが、任意整理をすることで通常のケースであれば、遅延損害金は全額カット、何らかの事情で遅延損害金を払わなければならない時も大幅に減額が見込まれます。

これは弁護士・司法書士が交渉により勝ち取るもので、債務整理を専門にしている弁護士・司法書士なら普通にやってくれることなのです。

将来の利息をカットする効果

任意整理の効果の3つめは将来の利息をカットすることです。

たとえば100万円の借入をした場合、利息制限法に従うと15%の利息を受け取れるので、年間15万円は支払わなければなりません。

債務整理にはこの将来かかってくる利息をカットして、借金の元本のみを返せばよいという効果がついてきます。

これは弁護士・司法書士が交渉によって勝ち取るもので、この効果を得たい場合には債務整理専門の弁護士・司法書士に依頼をする必要があります。

任意整理の借金減額の効果は?他の債務整理方法と比べてみた

任意整理の借金減額の効果はどれほどのものなのでしょうか?他の債務整理方法と比べてみました

自己破産手続きは借金を元本ごと0にしてくれる

自己破産の効果は、借金などの債務を原則として0にしてくれる手続きです。

この点、様々な効果がついても元金は支払わなければならない任意整理よりも強力な効果を持つのが自己破産です

ただし、その利用にあたっては、裁判所を利用した手続きになるので、弁護士・司法書士に対する費用も任意整理に比べると高額で、かつ手続きも複雑なものになっています。

個人再生は借金を1/5程度にしてくれる

個人再生手続きは、住宅ローンを守って全債務を減額してくれる効果があります。

その減額は債務額にもよりますが、大体1/5程度にしてくれるもので、やはり任意整理よりも強力です。

ただし、こちらも利用にあたっては裁判所を通した手続きになります。

手続きの選び方は「どんな効果が得られるか」で決めない

債務整理をするにあたって、どの手続きを選ぶかは、どの効果を得たいからというような選び方はしません。

借金で苦しんでいる人の実情に合わせて、任意整理・自己破産・個人再生のどれがあっているかを選ぶ手続きになります。

たとえば、自分は自己破産はしたくないけど任意整理の効果で十分だから任意整理でお願いします、という依頼の仕方をする方がいらっしゃいます。

しかし、任意整理も利用するには限度があり、借金の額を3年、長くて5年で返せる人しか利用できない仕組みになっています。

先ほどの人が「任意整理の効果だけでよい」という意向があったとしても、借金の総額を3年~5年で払えない場合には、任意整理で支払いができる人ではないということで、手続の利用ができず、自己破産や任意整理が必要になるということになります。

まとめ

任意整理には、借金を減額する効果がありますが、自己破産・個人再生にくらべては弱いものがあり、自分にあった手続きを選ぶには債務整理を専門とする弁護士・司法書士に相談するのがよいでしょう。

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