Q:

私は消費者金融に300万円の借金があり、任意整理を考えています。相談に行こうと思うのですが必要な書類はありますか?

A:

揃えておくと相談に便利な書類はたくさんありますが、最悪なにもなしでも相談自体は大丈夫です。

任意整理の相談に必要な書類

任意整理の相談にあたってどのような書類が必要かということについて検討したいと思います。

最悪は何もなくても大丈夫

たとえば、明日相談なのだが書類を何も揃えていない!本当に明日相談に行って大丈夫なの?という質問を良く受けます。

その場合でも債務整理に慣れている弁護士であれば、本人から必要な事情を聴取する能力に長けていますし、必要な情報が揃っておらず任意整理等の手続きがとれない場合には、きちんと指摘して揃えるように言ってくれます。

ここでAさんとBさんの事例を見てください。

弁護士の機転で事なきを得たAさんのケース

Aさんは3社に500万の借金を住宅ローンとは別にしていました。債務の返済に困ったAさんは熟練した弁護士と相談をします。

Aさんは自宅は守りたいという希望のもと個人再生手続きを希望していましたが、3社で500万、とくに消費者金融にも拘わらず1社から350万もの借り入れを申告していたので弁護士は不動産担保ローンの利用をしているのではないかと疑いました。

しかしAさんはその記憶はないとの申告だったので、慎重に事を勧めたい弁護士は不動産登記簿の取り寄せを提案しその場の相談は終わります。

後日Aさんが来所された時に不動産登記簿を見てみると2番抵当に消費者金融がついており、個人再生は無理ということが発覚、任意整理でも払える額ではないため、住宅を任意売却した上で自己破産をすることとなりました。

Bさんの事例

Bさんは、3社に150万円の借入をしており、任意整理を希望して弁護士に相談、借入状況を整理するも普通の消費者金融からの借入に見えました。

しかし、そのうちの1社は中規模のところでは20万貸すような場合には連帯保証人を取っているところでしたが、聞いてみると、親の名前を書いたのだが、連帯保証かどうかはわからないとのことでした。

この時は熟練していない弁護士であったため、そのまま手続きを進めてしまい、案の定連帯保証人に請求がいってしまい、連帯保証人になっていた親も急遽一緒に任意整理をすることとなりました。

書類がいる場合には債務整理に詳しい弁護士・司法書士なら指摘する

普通に消費者金融から借金をしていて、任意整理をする分には書類は通常必要ないのですが、上記のように相談にあたって初期の方向性を決めるためにどうしても書類が必要な場合が出てきます。

その場合には弁護士が指摘してくれるので、基本的には書類がなくても相談に行ってよいです。

心配症なあなたに任意整理の相談のときにあるとよい書類

では、どのような書類があれば任意整理の相談がスムーズにいくでしょうか。

金銭消費貸借契約書

まずは金銭消費貸借契約書です。つまり借りたときの契約書です。

貸金業者は書類を出す義務があるので、必ずもらっています。

ただ大体の相談者さんはこれをもってきていることはありませんので、あったらよいくらいで持っていたらお持ちください。

ただし、上記のBさんのケースのように、連帯保証人がいるかどうかの確認をしなければならない場合には探してもらうこともあります。

もしない場合には、連帯保証人がついていた場合にはその人に請求がいくことを受け入れて任意整理をするか、任意整理の対象から外すかのどちらかになります。

また、銀行なんかですと、その銀行系のクレジットカードを使っていると、契約の関係で、銀行系のクレジットカードが使えなくなる事もまれにあります。このような契約関係を確認するためにも必要になります(詳しい事務所なら情報の蓄積があるので不要です)。

請求書・カードなど債権者がわかる書類

どこから借りているか?という事がわかるようにしましょう。ごくまれになのですが、黄色と黒の看板…くらいしか覚えていない人がいます。

とくにショッピングローンを利用しているような場合にはVIZAやMASTERといった決済システムの名前ではなく、どこの会社が発行したカードなのかわかるように、カードをもっていくとよいでしょう。

請求書がきていればそれが一番わかりやすいのでそちらをもっていってもかまいません。

債権譲渡通知書等

貸金業者からすでに長期間延滞してしまっているような場合には、債権者が変わってしまっていることがよくあります。

その仕組みは、たとえば債権回収会社(サービサーといわれます)から債権回収を依頼された場合(債権譲渡や回収の委託)など、ほかにも代位弁済など、難しい仕組みがいくつかあるのですが、借りたときの債権者から変わってしまっている場合があります。

それがわかるような通知があればとっておきましょう

不動産登記簿謄本

任意整理には必要ないのですが、上述のAさんのケースのように、貸金業者が不動産担保ローンをつけているような場合があります。

不動産を守りたいとおもって債務整理をされる方は不動産に何か抵当権がつけられていないか(住宅ローンの会社はついています)確認をするようにしましょう。

はんこと着手金

書類ではないですが、もし相談した場合にすぐに依頼をする場合には必要になります。

はんこは、シャチハタ印以外のものを用意しましょう。

着手金に関しては後払いの場合もあるので、いるのかどうか弁護士・司法書士の予約時に確認しましょう。

まとめ

任意整理をするにあたって、相談に必要な書類は特にありません。

しかし、完璧な情報があればより精度の高い任意整理ができるようになります。

手元にある書類が必要かどうかを予約の際に弁護士・司法書士に聞いてみてください。

天音法律事務所
弁護士:人見 勝行


ふづき法律事務所
弁護士:山下重幸


弁護士法人サルート法律事務所


クレアティオ法律事務所
弁護士多田浩章


アヴァンス法務事務所
※司法書士


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