Q:

任意整理が始まってから1年がたちます。

いままで順調に支払ってきたのですが、先日会社から残業の原則禁止を言い渡されました。

私もその対象に入っており、いままで稼いでいた残業手当がなくなる見込みで、給料が減ってしまう事が避けられそうにありません。

それに伴い、任意整理の支払いも遅延してしまうおそれがあるのですが、どのようにすればよいですか?

A:

今の任意整理で支払いが遅延する前に弁護士・司法書士に相談をしてみましょう

任意整理後の支払い遅延…その後の展開は?

任意整理は和解をして長い場合には3年~5年の長期にわたって分割して弁済をすることになります。

その期間中には、支払えなくなる事情もあるでしょう。

任意整理をして和解が整った後の遅延により、どのような事が起こるのでしょうか?

延滞1回目、契約はどうなる?

1回目の延滞をした場合にはどのような経緯をたどるのでしょうか。和解金を事務所が代わりに払ってくれる弁済代行という手続きをしているかどうかで変わってきます。

弁済代行をしている場合

弁済を代行している弁護士・司法書士事務所から連絡がきます。その後の支払いについて話し合うことになります。

弁済代行をしていない場合

事務所の態度によって異なります。弁護士・司法書士事務所にいったんは連絡がくることもありますが、「すでに委任契約をしていた事務は終わったので直接本人に連絡していただいてもよい」という態度を取る場合には、貸金業者から直接電話がくることになるでしょう。

残った債務との関係はどうなる

まだ延滞が1回ならば、残金含めた一括請求…という事にはならないので安心してよいでしょう。今後の支払いについてどうするか後述しますので、参考に弁護士・司法書士と話し合ってください。

延滞2回目、貸金業者は一括請求できる

延滞が2回目になるとどのようになるのでしょうか。

期限の利益を喪失する

延滞が2回目になると、「期限の利益を喪失」する契約になっていることがほとんどです。

「期限の利益の喪失」という難しい法律用語なのですこし解説しますと、たとえば4月中に「5月分の支払いも払ってくれ」と相手に言われたとしても「5月分は契約上では5月まで待ってもらえる事になっているので5月まで待ってくれ」という事が言える「期限の利益」というものを「喪失」する、すなわち残った債務全額について「待ってくれ」といえなくなることをいいます。

ややこしくなってしまった方は端的に「2回延滞したら、残った分も一括請求される状態に直面している」という風に考えてください。

遅延損害金がつく

のこった債務の一括請求ができるようになるのと同時に、利息がついていなかった任意整理後の債務には、2回の延滞から遅延損害金がついてしまうようになります。

任意整理後に延滞しそうなときは

任意整理後に債務を延滞しそうなときにはどのような対応を取ればよいでしょうか。延滞をするケース別に見てみましょう。

一時的な手元不足

一時的な手元不足を起こした場合について、Aさんのケースをみてみましょう。

Aさんのケース

Aさんは任意整理をして弁済を開始して2年目になります。

順調に弁済を重ねてきたAさんでしたが、ギリギリの任意整理案であったため、手元もっておけるような状態ではありませんでした。

ある日、Aさんと親しくしていた叔父が亡くなり、Aさんは葬儀に参列するための香典や献花のために合計5万円程度の支出が出てしまいました。

そのため、当月の支払いに窮したAさんは弁護士に相談をします。

幸い、翌月以降は順調に支払いができそうなAさんは、1か月の遅延ペースで返済をし、次のボーナスで遅延分も含めて支払うことで、一時的な遅延を解消。その後も順調に支払いをすることができ、最後まで弁済をすることができました。

一時的な手元不足は解消できればOK

Aさんのケースのように一時的な手元不足はどうしても起こりがちです。あるいはうっかり忘れなどもあり得ることです。

そこで、一時的な手元不足の場合には、和解をしてくれた弁護士・司法書士に相談をして、1回分遅れで支払ってゆき、のちに払えるときに延滞を解消するという事も可能になってきます。

慢性的な不足が見えてきた場合

冒頭の相談のように、毎月払える額がこれからずっと下がってしまって、延滞を解消できないような場合にはどのようにすればよいのでしょうか。

再度の任意整理という手も取れる

たとえば100万の和解案を50回の分割で月々2万円で支払っていたような場合で、20回の支払いをして、40万円の支払いをしていた場合には、残った60万円を60回の分割にして月1万の支払いにするといった、若干特殊な例ですができなくもないのです。

払えない場合には、自己破産・個人再生を

あなたの残った債務額と変わってしまった支払いができる金額に応じて、自己破産や個人再生といった債務をもっと軽くしてもらう仕組みにしてもらうこともできます(再度弁護士・司法書士に依頼をする必要はありますが)。

専門家にきちんと相談を

任意整理後に延滞しそうな場合の再度の債務整理については、難しい局面になりますので、下のほうに専門家へのリンクを張ってありますので、そちらに相談をすることをお勧めしています。

まとめ

このページでは任意整理を遅延した場合に何がおきるか、どのような対応策を練れるのか、ということを、実例入りでご紹介させていただきました。

あなたの状況をきっちり把握して、適切な方向に軌道修正できるようにしたのリンクから専門家を探してみてください。



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