Q:

私は病気が原因で働けなくなり、借金をしてしまいました。

その借金もすぐに限度額いっぱいのところまで来てしまい、就職をしようと思ってもうまくいかず、今生活保護を受給を申請しています。

生活保護を受けている身ですが、借りたものは返さなければならないと思っていますので、生活保護費の中からなんとかやりくりをして支払いをしようと思いますが、何か差しさわりはありますか?

A:

法律上これを禁止する法律はありませんが、場合によっては借金の返済に充てている部分は生活のためにつかっていないとみなされて保護の必要性がないと判断され、生活保護費が削られるケースがあるそうです。

今後の事も考えて自己破産手続きの利用をしましょう。いずれにしても弁護士・司法書士に相談することは必須です。

生活保護の受給中に任意整理をすること

上記のQ&Aでも述べさせていただいたのですが、法律上「生活保護を受けたお金は借金の返済に回してはいけない」とする法律はありません。

しかしながら、生活保護費はあくまで「生活に必要なお金」です。判断が正しいのかどうか疑問がありますが、返済にまわした生活費は「生活に必要なお金」とはいえないと判断され、支給がされない事がありえるのです。

個人再生手続きも、債務額が約1/5に圧縮されるとはいえ、残った金額の支払いをしなければならない点では同様なので利用は控えましょう。

とはいえ自己破産を利用するお金はない…

法律事務所や司法書士事務所のホームページをみていると、自己破産の弁護士・司法書士への報酬は20万~50万程度しますね。

そんな金額貯まるわけない!とお思いかもしれませんが、以下の方法で自己破産手続きを利用することも可能なので検討してみてください。

弁護士・司法書士への費用を分割にしてもらう

まず20万~50万程度する自己破産の費用について、弁護士・司法書士にお願いをして分割にしてもらうように試みてみましょう。

このページの下のほうで紹介している弁護士・司法書士は借金問題・債務整理のプロです。このような場合に備えて分割でも依頼を受けてくれる人ばかりですので、積極的に連絡するようにしてみてください。

法テラスを利用して民事扶助を受ける

弁護士・司法書士に支払う金額は決して安いものではありません。

ではお金のない人は債務整理すらできないのでしょうか?という事になりますが、収入(所得)に応じて、弁護士・司法書士への報酬を立て替えてくれる民事扶助という制度があります。

生活保護をうけている状況であれば、完全に援助という形で扶助をうけることができるので、弁護士・司法書士への相談をするにあたっては、「民事扶助受けられますか?」「法テラス使えますか?」という事も聞いてみてください。

まとめ

このページでは、生活保護を受けている人が任意整理を使えるか?という事と合わせて、費用の支払いをどうやって軽くするかという事をお伝えいたしました。

基本的には返済は生活に必要な最低限度の資金とはいえないため、保護費の削減をされないように、任意整理・個人再生によらず、自己破産手続きを利用しましょうというのが流れです。

自己破産手続きは任意整理に比べて費用が高いので、生活保護を受けている状態からは利用が難しいようにも思えます。

しかしながら法テラスによる民事扶助の利用で、経済的負担が軽くなりますので、依頼の際には弁護士・司法書士に聞いてみることをお勧めします。



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