Q:
弁護士費用を払うのももったいないので、任意整理をお任せせずにできる特定調停というものを使おうと思っています。
分割払いにしてくれる点では変わらないとは思うのですが、どう思いますか?

A:
確かに費用面では抑えられるのですが、それでも私は特定調停より任意整理をおすすめします。
是非、以下の解説に目を通してください

特定調停とは裁判所を通してする任意整理

特定調停とはどのようなものかというと、簡単にいうと裁判所でする任意整理のことです。

借金、ローン等の支払いが厳しくなった時に、従来からついている最大18%の利息を免除や軽減してもらって、無理なく支払いをできるようにする点では、特定調停と任意整理で変わる点はありません。

かかる費用も調停のてめに必要な印紙代と切手代で、本人が裁判所に行く事ができるのであれば、特に問題なく利用はできます。

それでも…このページの管理人はお勧めはしません。それには以下の理由があるからです。

特定調停は裁判をしたことを同じになる

すこし難しい法律の話をします。

消費者金融は支払いがなかった場合、どんな事をするか

たとえばあなたが消費者金融から借り入れをするとしましょう。

借入の際には、どこに勤務しているか?ということを申告させられますよね?

このことによって、あなたが消費者金融に支払いができなくなった場合、消費者金融は何を考えるかというと、あなたの財産を差し押さえることを考えます。

「我が家にはめぼしい財産などない」とお思いでしょうが、消費者金融が目をつけているのはあなたの給与です。

給料は法律上は債権として、あなたから会社に請求できる請求権という扱いになります。

民事執行法という法律は債権に関しても差押をすることが明記されています。

「え、給料全額差し押さえられたら生活できない…」と思うかもしれませんが、そこは制限がかかっていて給料の1/3までしか差し押さえはできない事にはなっています。

この給与差押は、会社に通知が行く事になります。

つまり「御社が〇〇さんに支払う給料については、こちらが差押しましたので、以後こちらに払ってくださいね」という内容です。

つまり、給料差し押さえをされると、会社に消費者金融からの借入を知られてしまう事になります。

給料の差し押さえには、裁判をすることが必要になります

まだ少し法律の難しいお話しにつきあってください。あなたにとっては大事な事です。

消費者金融も、お金を貸していたから…だけで給料の差し押さえをいきなりできるわけではありません。

それ相応の手続きを踏まないと給料の差し押さえはできないシステムとなっております。

どのようなシステムかというと、法律用語で「執行名義」というものを取らなければならないとなっています。

具体的にいうと、普通のパターンでは、裁判を起こして勝訴をして、それが確定する必要があるのです。

調停調書は執行名義になってしまう!

通常であれば、あなたの給料を差し押さえるためには、何ヶ月もかかって裁判をして、勝訴判決をもらって、執行裁判所という別のところに申し立てをして給料を差し押さえるのです。

これが、もし特定調停をすると、裁判を飛ばす事ができてしまうのです。

特定調停をすると、調停の中で合意した内容は「調停調書」にしたためられて当事者に渡されます。

調停調書は実は、判決文と同じ効果を持っている書面でるあることが民事執行法上規定がされています。

ということは…調停内容にしたがった支払いができなかったときには、その調停調書をもってしっこう裁判所に行けば、あなたの給料を差し押さえることができてしまうのです。

任意整理はただの和解なのでそのような事はありません。

では任意整理の場合はどうなるのでしょうか。

任意整理は当事者(その代理人である弁護士・司法書士)と、貸金業者との裁判所を通じない任意の和解契約です。

つまり、もとからある契約の各種条件を変更する契約をするだけです。

その契約に対して、裁判を飛ばして給料に対する強制執行をできるわけではありません。

もし仮にですが、任意整理をした借金をはらえない場合でも債権者は1から裁判をしなおす必要があります。

そのほかにもある特定調停より任意整理がお得な理由

特定調停は、双方の言い分を聞いて、調停員が妥当な結論を出す手続きです。

もし調停委員があなたの言い分をきいてくれず、利息のカットや遅延損害金のカットを認めてくれないケースもあるようです。

任意整理の場合は、借入が短いであったり、遅延損害金が何百万という状態になっていない限り、基本的には将来の利息はカット・遅延損害金も全額カットが基本です。

そういった意味でも弁護士・司法書士にまかせる意味は十分にあるのです。

まとめ

このページでは特定調停を考えていらっしゃる方に、なぜ特定調停が危険か、任意整理がよいのか?ということについてお話しをさせていただきました。
たしかに、弁護士・司法書士に依頼をすると費用がかかってくるものであることは否めません。
とはいえ、その費用を節約するためにした特定調停のせいで、生活がめちゃくちゃになってしまった…という例も散見されます。
とにかく専門家に無料の相談をすることをおすすめします。



任意整理についてもっと知る

任意整理に関する知識よくある質問体験談が含まれているページ業者別の対応

最新情報が載っている他サイトも見る

あなたの近くの任意整理に強い弁護士・司法書士を探す

北海道・東北
北海道|青森県|岩手県|秋田県|宮城県|山形県|福島県

関東地方
東京都神奈川県埼玉県千葉県茨城県|群馬県|栃木県

北陸・甲信越
新潟県|山梨県|長野県|富山県|石川県|福井県

東海
岐阜県|静岡県|愛知県|三重県

近畿
大阪府|京都府|兵庫県|奈良県|滋賀県|和歌山県

中国・四国
鳥取県|島根県|岡山県|広島県|山口県|徳島県|香川県|愛媛県|高知県

九州・沖縄
福岡県|佐賀県|長崎県|熊本県|大分県|宮崎県|鹿児島県|沖縄県

このサイトのお勧めの任意整理に強い弁護士・司法書士はこちら

ウイズユー司法書士事務所
相談無料で着手金も安いので、当サイトが一番お勧めしているサイトです


東京ロータス法律事務所
弁護士 岡田優仕


弁護士法人サルート法律事務所


クレアティオ法律事務所
弁護士多田浩章


アヴァンス法務事務所
※司法書士


このページの作成者に公平な意見を求めたい